かつて、セカイは一度滅びた
滅びた世界にマホウはなかった
滅びた世界の中から一人のマホウ使いが立ち上がった
マホウ使いは人々を導き、マホウの力で世界を作り直した
かくて毒と瓦礫に覆われた古いセカイは忘れ去られ、
シアワセに包まれた新しいセカイが顕現した
マホウとは、人々をシアワセにする力。
マホウとは、人々がシアワセになる力。
だから、マホウの力を受けられない子は、
セカイに愛されない、かわいそうな子なのだ。
――マホウの国のカガク者――
・キャラクター
ハカセ
本作の主人公。本名は名乗りたがらず、幼いころにリッサにつけてもらったあだ名 「ハカセ」 を通称として使い続けている。
この世界には珍しい、驚きの極低マリョク体質で両親を絶望させてきたが、いつしか遺跡から発掘された古き時代の遺物に魅せられ、カガク者を志した。
とはいえ今のところ遺跡から拾ってきたガラクタや書籍を分析してはちょっとした発明品を作ったり、本を書いて糊口を凌いでいる、町の名物おっさん程度のポジションである。
そんな彼だが、ある出会いをきっかけに、やがて国を揺るがす大事件に巻き込まれていくことに……
リヨン
流れ者の傭兵。ウードン帝国との先の戦争が終わるまでは戦場を渡り歩いていたが、今ではすっかりリトルリトルの村に居ついている。
過去は黙して語りたがらない。戦場のメシの味にはうるさい。
フリア
薬屋の後家さん。王都のマホウアカデミーを次席卒業した才媛……らしいが、実技の面ではどうにも心もとない面も。
薬草師と回復マホウ屋の仕事のかたわら、ハカセの探索を手伝っている。
一人息子のカリルは低マリョク者であり、将来を心配しているようだ。
マッキー
新聞記者の少年。
天性のそそっかしさと低マリョクのため持て余されてきたが、ハカセの斡旋で新聞社に就職できたことに恩義を感じている。
ハカセのためにと、今日も全力で空回り。
キグル&アイーナ
ある日突然リトルリトルの町に現れた、北国のちりめん問屋の次男坊とその護衛と名乗る二人組。
キグルは極めて珍しい、呪い子と呼ばれる無マリョク者だった。
やがて彼らが、運命の輪を回していくのだ。
リッサ
かつて少年だったころの、ハカセの最大の理解者。流行り病に倒れ、享年12歳。
ハカセと同じ低マリョク体質であり、回復マホウがほとんど効かなかった。
ハカセが研究を続ける理由は、本当はただ一つ――。
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